引っ越しは、家賃から引越し作業料、家具・家電の新調など、何かとお金がかかるもの。引越し費用を少しでも抑えたいと思っている方は、引越し費用が安い時期を狙うと良いでしょう。
本記事では、引越し費用が安い時期の相場や、費用を節約するポイントなどを合わせて紹介していきます。
できるだけ引越し費用の負担を減らしながら、スムーズに新生活のスタートを切るために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
引越し費用には定価がない
引越し費用には、一般的な商品やサービスと比べて「定価」というものが存在しません。
それには次のような理由があります。
- 引越しの時期や日時
- 荷物の量
- 輸送距離
- 引越しの場所や建物の条件
- 利用する引越し業者やプラン
- 作業員の人数
- 引っ越し業者の空きトラックなどの状況
これらの様々な要因によって、引越しの各業者によって提示してくる金額が変わるのです。
引越しの閑散期(5月中旬~2月中旬)
引越しの閑散期は、進学や人事異動などの時期が過ぎた、5月中旬から2月中旬くらいまでが該当します。
引越しスタッフの中では、5月のゴールデンウィークが過ぎると、引っ越しシーズンもひと段落してきたな~と認識しています。
移動距離 | 単身者 | 家族(2人以上) | |
---|---|---|---|
荷物少なめ | 荷物多め | ||
同一市内 (~15㎞以内) | 約31,000~33,000円 | 約39,000~41,000円 | 約82,000~84,000円 |
同一県内 (16~50㎞以内) | 約33,000~35,000円 | 約41,000~43,000円 | 約95,000~97,000円 |
同一地方 (51~200㎞以内) | 約43,000~45,000円 | 約56,000~58,000円 | 約113,000~115,000円 |
近隣地方 (201~500㎞以内) | 約53,000~55,000円 | 約74,000~76,000円 | 約168,000~170,000円 |
遠距離地方 (500㎞以上) | 約64,000~66,000円 | 約94,000~96,000円 | 約216,000~218,000円 |
引越しの繁忙期(2月下旬~5月上旬)
進学や就職、人事異動など、引越しの需要が高まるのが2月下旬から4月いっぱいにかけてです。この時期が「引越しの繁忙期」となります。
この時期は通常にくらべて、引越し料金が1.5倍~2倍近くになってしまうことも。
とくに土日や午前中など、そもそも予定通りの日程を組めるかどうかも微妙な時期です。
移動距離 | 単身者 | 家族(2人以上) | |
---|---|---|---|
荷物少なめ | 荷物多め | ||
同一市内 (~15㎞以内) | 約39,000~41,000円 | 約50,000~52,000円 | 約103,000~105,000円 |
同一県内 (16~50㎞以内) | 約45,000~47,000円 | 約57,000~59,000円 | 約126,000~128,000円 |
同一地方 (51~200㎞以内) | 約55,000~57,000円 | 約81,000~83,000円 | 約173,000~175,000円 |
近隣地方 (201~500㎞以内) | 約73,000~75,000円 | 約104,000~106,000円 | 約245,000~247,000円 |
遠距離地方 (500㎞以上) | 約83,000~85,000円 | 約129,000~131,000円 | 約309,000~311,000円 |
引越し費用を安くするにはどうすればいい?
引越し料金をお安く抑えるためには、下記のポイントを意識すると良いでしょう。
- 繫忙期を避ける
- 土日祝を避ける
- 大安吉日以外にする
- お得な引越しカレンダーを参考にする
- 不用品を処分する・売る
①:繁忙期を避ける
引越し業者に依頼が集中する繁忙期は、引越し料金が高くなる傾向があります。繁忙期とそうでない閑散期とでは、1.5~2倍近く金額が違うなんていうことも。
金額が高くなってしまう「繁忙期」を避けることが、引越し費用を抑えるポイントになるでしょう。
②:土日祝を避ける
引越し費用は、土日や祝日に比べて平日のほうが安くなる傾向があります。
その理由は、土日休みの人々が休みのタイミングで引越しを行うためです。
こうして需要が集中する分、土日は料金が上がりやすくなります。
一方、平日は引越しの需要自体が比較的低いため、引越し業者が他社と競争して料金を下げることがあります。
③:大安吉日以外にする
引越しの日取りも、費用に大きく影響を与える要素の一つです。一般的に縁起が良く、引越しにも良いとされる六曜の「大安」の日には、引越し需要が高まります。そのため、大安の日に引越しをする場合は、料金が高くなることがあります。
一方で、大安の日を避け、仏滅や赤口などの日取りを選ぶことで費用が安くなる場合があります。日取りが気にならないのであれば、大安以外の日に引越しを計画すれば、費用を抑えられる可能性があるでしょう。
また、引越し料金は時間帯によっても大きく変化します。
時間指定のないフリー便のように、引越し業者の都合に合う時間を選ぶことで、引越し料金を抑えやすくなるでしょう。
④:お得な引越しカレンダーを参考にする
たとえば、引越しのサカイでは下記のような「お得な引越しカレンダー」というものを公開していて、日付が赤くなっている日が「特売日」として、 通常よりも安い価格で引越しができる日です。
引越し日決定の参考にすると、他の日に比べて安く引越しをすることができますよ。
⑤:不用品を処分する・売る
引越し費用が抑えられそうな日時を探しつつやっていただきたいのが、「不用品を処分する・売る」ことです。
引越しの荷物は多いほど、必要となるダンボール枚数が増えたり、トラックに載せる物量が多くなり、引越し料金が割高になってしまいます。
不要な物をお金をかけてまで新居に持って行くよりも、引越しの前に処分できるものはしてしまいましょう。
まとめ
引越し費用が安い時期や、時期ごとの引越し費用相場、できるだけ引越し費用を抑える方法などをご紹介しました。
引越し費用を抑えるには、引越しをする時期の選び方を工夫するほか、荷物を減らすことも大切です。
曜日や時間帯に希望がなければ、引越し業者の割安なプランを選択でき、より費用を抑えられる可能性があります。
引越しは基本的に大きな出費となりますが、計画的に準備して工夫をすることで、予算に合わせた引越しを実現しましょう。
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