賃貸物件の引越しにかかる初期費用の相場はどのくらい?敷金礼金など安くする方法は?

賃貸に引っ越すとき、実際にどれくらいの初期費用がかかるの?

こんな疑問にお答えします!

この記事を書いた人

つばさ

  • 10年で引越しを6回経験(実家が2回、私個人で4回)
  • コロナ流行で本業が大打撃、引越しバイトで一時期生計を立てる(MAX月25万)。引越しバイト歴2年半。
  • 親族は引越屋正社員。
  • 自力で引越しは計5回経験あり。自身で2回、弟の手伝いで2回、友人の手伝いで1回。

 

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目次

賃貸物件の引越しの初期費用とは?

「初期費用」とは、新しい賃貸物件に入居する際に最初に必要となるまとまった資金のことを指します。

家賃だけでなく、様々な契約関連の費用が含まれ、入居時の一時的な出費として発生します。

初期費用を支払う意味って何?

初期費用は、以下の用途で使われるため、賃貸契約の際に記載されている場合は払う必要があります。

  • 退去する時の部屋のクリーニングや修繕費
  • 入居者が家賃の滞納した場合の補填
  • 不動産会社が入居者に物件を紹介した手数料
  • 火災などが起きた際の保険
  • 鍵の交換

初期費用を払うタイミングは?

初期費用を支払うタイミングは一般的に、賃貸借契約後になります。

支払い期限は入居審査通過後、7日~14日前後に設定されている場合が多く、支払い方法は「現金」「銀行振込」「クレジット払い」などが一般的です。

不動産会社によっては、入居審査を通過し重要事項説明を受けた後に、初期費用の一部を手付金(家賃1か月分程度)として先に支払わなければいけない場合があります。

万が一キャンセルした際にこの手付金が戻ってくるかどうか確認しておきましょう。

引越しの初期費用の主な内訳

初期費用は、一般的に「敷金」「礼金」「仲介手数料」「前家賃」などがあります。

下記で詳しく解説していきます。

①:敷金

「敷金」は、退去する時に部屋のクリーニングや修理費に使われるお金(担保金)のことです。相場は家賃の1〜2ヶ月分が一般的ですが、物件によって異なります。

敷金は原則、退去時に差額が返金されます。借主に過失がなければ退去時に返金されるため、契約内容を確認しましょう。

②:礼金

「礼金」は、物件の大家さんに対する謝礼金として支払うものです。

通常は家賃の1ヶ月分が目安ですが、築年数が新しい物件は2ヵ月分の礼金がかかることもあります。契約の際は十分確認しましょう。

近年では礼金なしの物件も増えていますが、礼金が0円の代わりに、一定期間内に退去すると違約金が掛かるケースがあります。

礼金として支払った金額は返還されないので注意しましょう。

③:仲介手数料

「仲介手数料」は、不動産会社に物件探しや契約手続きを依頼する際に発生するのが手数料のことです。

法律で上限は家賃の1ヶ月分と定められており、相場は0.5〜1ヶ月分+消費税が目安です。

不動産会社によって手数料の有無が異なるため、契約時にしっかりと確認しておきましょう。

④:前家賃

「前家賃」は、入居する月の翌月分の家賃を前払いするものです。家賃1カ月分が目安。

月の途中から入居する場合は、日割り家賃が発生します。

例えば、月末に入居する場合、数日分の家賃を支払うだけで済むことがあります。

⑤:火災保険料

「火災保険料」は、万が一の災害に備えるために加入する保険費用です。

物件の管理会社が指定する保険に加入する場合が多く、相場は一人暮らしで1万〜1.5万円程度、家族世帯では2万円程度が目安です。

2年更新が一般的で、更新毎に2年分の保険料を払います。

不動産会社に案内された保険ではなく、個人で選んだ保険に加入することも可能ですが、加入証明を求められるケースが多いようです。

⑥:保証料

賃貸物件を借りる際には連帯保証人が必要な場合があります。連帯保証人を立てるのが難しい場合、保証人の代わりになってくれるのが保証会社であり、その保証会社を利用した際にかかる費用のことです。

家賃+共益費0.5カ月が目安。退去時には戻ってきません。

ここ数年で連帯保証人を立てずにこの保証会社契約が条件となっている物件が増えてきています。

⑦:鍵交換費用

新しい物件に入居する際、安全のため鍵交換が必要になる場合があります。

相場は1〜2万円程度で、セキュリティ対策として必要な費用です。

⑧:引越し費用

引越し費用は、新居までの距離や、荷物の量、引越し時期によって異なります。

単身の場合は約3万〜10万円、家族の場合は約8万〜30万円と幅があります。

引越しの繁忙期である、3月後半の入学・就職・転職シーズンや連休前後を避けたり、可能な限り平日を狙うと、割安に引越しすることができますよ。

⑨:その他費用

この他に、害虫駆除代、消臭費用、クリーニング費用などが発生するケースもあります。分からないものについては、不動産会社に確認しましょう。

また新居で過ごすにあたって家具や家電を持っていなければ、購入する必要があります。予算を設定しておき、引越し準備とともに必要な物をピックアップしておきましょう。

賃貸契約でかかる初期費用の相場は?

引越し先の地域によって、初期費用の相場は大きく異なりますが、目安は下記になります。

初期費用の相場(総額)= 家賃×4.5〜6ヶ月分

初期費用の総額については、多めに見積もって、家賃の4.5~6ヵ月分程度と考えておくといいでしょう。この中には敷金、礼金、仲介手数料、前家賃それぞれ1カ月分、保証料や火災保険料などが含まれています。

例えば、家賃8万円の賃貸物件を借りる場合の初期費用だと、下記のように算出してみると良いです。

敷金(家賃1ヶ月分)8万円
礼金(家賃1ヶ月分)8万円
仲介手数料(家賃1ヶ月分+消費税)8万8,000円
前家賃(家賃1ヶ月分)8万円
火災保険料2万円
保証料4万円
鍵交換費用1万5,000円
初期費用の合計40万3,000円

+αで家具家電の購入費用や、引越し費用、引越し挨拶の粗品などの費用もかかるので、余裕をもって金額を見ておきましょう。

初期費用を安く抑える方法はある?

初期費用を抑えたい、安くしたいという人のために、敷金ゼロ・礼金ゼロという物件も増えてきています。探し方を工夫すれば、初期費用を抑えることができますよ。

下記で詳しく解説していますので、初期費用を少しでも低くしたい人はぜひ参考にしてみてください。

①:敷金・礼金ゼロの物件を探す

敷金礼金が不要な物件を選ぶことで、初期費用を大幅に削減できます。単純にこの2つが無いだけで、家賃2ヵ月分の初期費用を抑えることができます。

不動産情報サイトや仲介業者を活用して物件を探しましょう。

ほとんどの不動産情報サイトでは、下記のように「物件の条件」の検索項目に「礼金なし」「敷金なし」「保証金なし」を選択することができます。ぜひ活用しましょう。

参照:SUUMO

また、初期費用を抑えたいのであれば、不動産会社の担当者に相談しましょう。

「貯金があまりないので〇万円以内に抑えたい」などとはじめに条件として話しておくと、敷金礼金や仲介手数料がゼロ、フリーレント、前家賃ナシ物件などを紹介してもらいやすくなります。

②:仲介手数料が抑えられる物件を探す

不動産会社の競争も激化し、仲介手数料ゼロ、仲介手数料半額など小額を打ち出す不動産会社も増えてきています。

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ただ、物件によっては適用されないパターンもあるので、契約の際は不動産会社にしっかりと確認を取りましょう。

③:不動産会社や大家さんに交渉する

貸主である大家さんに、家賃(管理費・共益費)を下げて貰えないか直接交渉する方法です。

初期費用そのものが全体に減少傾向にあるので交渉も難しくなっていますが、もし交渉するならば、必ずこの物件に住むと正式に入居申込をして、下記の順番で交渉してみましょう。

  • 入居日までの日割り家賃
  • フリーレント
  • 礼金
  • 家賃(管理費・共益費)

交渉が成立しても金額はあまり大きく期待しすぎないようにしましょう。

④:フリーレント物件を探す

「フリーレント」とは、入居後の一定期間(当初1カ月など)であれば家賃が発生しない物件のことです。

前家賃を含めた初期費用は必要になりますが、入居後のフリーレント期間は家賃が発生しないので、トータルでみると初期費用を減らすことができますよ。

初期費用を抑えたい人は、敷金礼金と同様に不動産会社の担当者に「貯金があまりないので〇万円以内に抑えたい」などと相談しておくと良いでしょう。

⑤:家具・家電付き物件で購入費用を節約する

単身赴任や~1年くらいの短期滞在であれば、家具・家電付き物件を選ぶと初期費用を抑えることができます。

レオパレス21クロスワンルームなど、家具・家電付きの物件を扱っている不動産サイトも合わせて使いましょう。

とくに家電の中でもエアコンは取り付け費用もかかり高額なので、エアコン付きの物件を探すと良いですよ。

⑥:水道代込みやインターネット料金込みの物件を探す

単身の物件には、水道料金込みの物件や、インターネット料金込みの物件もあります。

インターネットに関しては条件検索でもチェックを入れる項目があることが多いので、ぜひ活用しましょう。ルーターの取り付け費用や通信料など、最大で5万円近く抑えることもできますよ。

参照:SUUMO

⑦:管理費・共益費が低い物件を探す

「管理費」と「共益費」は、どちらも建物の維持管理にかかる費用で、一般的に同じ意味合いで使われています。

共益費や管理費が家賃と別になっている場合、月々の支払いは同じでも割安感を演出するために分けて表示されていることがほとんどです。

これらを抑えるというよりも、「管理費・共益費込み」のトータルの金額で物件を検索すると良いでしょう。

参照:SUUMO
管理費・共益費とは?

国土交通省の不動産鑑定評価基準では、
「共益費」は共用部を維持するために借主から徴収する金銭。
「管理費」は貸主が徴収した共益費の中から共用部を維持するために支払う金銭。
と使い分けられています。

用途は次のとおりです。

  • 管理費:物件の共用部分の清掃や管理人の人件費、外壁やエントランス、床、階段の手すり、郵便ポスト、照明、屋根、アンテナ、水道やガスの配管などのメンテナンス費用
  • 共益費:共用する設備などの運営および維持に必要な費用、共用部の電気代、水道代、ゴミ置き場の清掃や管理、定期清掃代、受水槽保守点検費、植栽剪定など

⑧:閑散期に引っ越す

閑散期には入居希望者が少ないため、物件の条件交渉がしやすくなります。引越しシーズンを避けて契約すると、家賃の割引や礼金の免除が期待できますよ。

引越し業者選びと引越し費用の節約術

引越し業者の選び方

引越し費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り比較することが重要です。最低でも3社から見積もりを貰い、契約する費用の交渉を行うと良いでしょう。

引越し業者に見積りする際は、一括見積サービスが便利です。複数の引越し業者に何度も連絡する手間がなく、速く最安値をチェックすることができますよ。

おすすめは下記の引越し侍です。提携する引越し業者が350社を超えているので、地域や用途にあったベストの引越し業者を選ぶことができますよ!

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引越し費用を抑える節約方法

上記で紹介した「初期費用を安く抑える方法」以外にも、引越し費用を節約する方法があるので、いくつか紹介していきます。

費用の安い閑散期・平日を引越し日にする

また、引越しの時期や日時を工夫することで、費用を節約できます。週末より平日、繁忙期より閑散期のほうが費用が安くなる傾向があります。

引越しの閑散期は、一般的に1~2月上旬、6~8月、11月です。これらの時期は、学生の引越しシーズンや年度末の引越しラッシュを避けることができるため、料金が比較的安価になる傾向がありますよ。

たとえば、引越しのサカイでは下記のような「お得な引越しカレンダー」というものを公開していて、日付が赤くなっている日が「特売日」として、 通常よりも安い価格で引越しができる日です。

参考:サカイ引越センター

引越し日決定の参考にしてみてくださいね。

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不用品を処分する・売る

初期費用が抑えられそうな物件を探しつつやっていただきたいのが「不用品を処分する・売る」ことです。

引越しの荷物は多いほど、必要となるダンボール枚数が増えたり、トラックに載せる物量が多くなり、引越し料金が割高になってしまいます。

不要な物をお金をかけてまで新居に持って行くよりも、引越しの前に処分できるものはしてしまいましょう。

粗大ごみとして処分する際は、お住まいの市町村のごみ処理場に直接持っていったり、ゴミ集積場まで回収してもらうように手配する必要がありますが。

不用品買取をやっているショップ・業者で売れそうなものは売って、引越しの資金にあてることができます。

近場のリサイクルショップや、フリマサイト、ネットの買取サービスなどを使ってみましょう。

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