一人暮らしを始める女性にとって、「安心して暮らせるかどうか」は物件選びの大きな基準になります。
新しい生活は楽しみでいっぱいですが、同時に防犯面の不安もつきまといます。特に引越し直後は環境に慣れていないこともあり、狙われやすいタイミングになるかも…。
この記事では、部屋探しの段階で注意すべきポイントから、引越し後に実践できるセキュリティ強化の方法、防犯グッズの活用術までを具体的に解説していきます。
これから一人暮らしを始める方、もしくは防犯を強化したいと考えている方に役立つ内容となっているので、ぜひご覧ください。

つばさ
- 10年で引越しを6回経験(実家が2回、私個人で4回)
- コロナ流行で本業が大打撃、引越しバイトで一時期生計を立てる(MAX月25万)。引越しバイト歴2年半。
- 親族は引越屋正社員。
- 自力で引越しは計5回経験あり。自身で2回、弟の手伝いで2回、友人の手伝いで1回。
部屋選びの段階で意識すべき防犯ポイント
物件選びは「防犯対策の第一歩」。
一度住み始めてしまうと立地や建物そのものを変えることはできません。
そのため、契約前の下見や内見の段階で、防犯面に目を向けておくことが非常に大切です。
立地条件の確認

周囲の環境は安全性に直結します。
- 人通りの多い道沿いか → 夜でも明るく、人目がある道は不審者が近寄りにくい
- 駅からの帰宅ルート → 照明が暗い、死角が多い、空き地がある道は避ける
- 周辺の治安 → 過去に事件が多い地域や、繁華街に隣接するエリアは要注意
実際に夜に現地を訪れて「女性が一人で歩ける雰囲気か」を確認すると安心です。
日中は安全そうに見えても、夜になると人通りが極端に減る場所もあるため要チェックです。
建物全体のセキュリティ
マンションやアパートの共用部分も防犯の観点から重要です。
- オートロックの有無 → 不審者が建物内に侵入しにくい
- 防犯カメラの設置状況 → 録画があることで犯罪抑止につながる
- エントランスや共用部の照明 → 暗い場所が少ないと安心
「女性専用マンション」を選ぶのも一つの方法ですが、一般物件でも共用部がしっかり管理されているかを見極めることが防犯対策になります。
契約前に確認しておきたい室内の安全性
部屋そのものの安全性も重要です。玄関や窓は空き巣や侵入者が狙いやすい部分なので、契約前に確認しておきましょう。
玄関ドアと鍵

玄関は防犯の「第一関門」です。
- ディンプルキーやカードキー → ピッキングに強く、防犯性が高い
- ダブルロック → 鍵が2つあるだけで侵入の手間が増えるため狙われにくい
古い物件ではいまだにピンシリンダー錠(昔ながらの簡単な鍵)が使われていることもあります。
できれば最新の防犯性能を備えた鍵が導入されている物件を選びたいところです。
窓の防犯性
低層階や角部屋は窓からの侵入に注意が必要です。
- 補助錠や窓用防犯フィルムを追加すると安心
- 雨戸やシャッターがあるとさらに防犯性が高まる
👉 おすすめ防犯グッズ
- 防犯フィルム:ガラスを割って侵入する「ガラス破り」に強い
- 窓用補助錠:ワンタッチで取り付けでき、窓の開閉を制限できる
「ベランダに面した窓は施錠しなくても大丈夫」と思う方もいますが、実際にはベランダからの侵入被害も多いため、油断は禁物です。


引越し当日の防犯対策
引越し当日は、部屋の出入りが多くなり外部から「新しい住人が入居した」とわかる日です。
実はこのタイミングを狙う犯罪者もいます。
注意ポイント
- カーテンを早めに設置する
→ 室内が丸見えのままだと「女性の一人暮らし」が一目で分かってしまう - 荷物を外に放置しない
→ ダンボールや家電を外に置きっぱなしにすると盗難のリスクが高まる - 近隣住民に軽く挨拶する
→ 「人の目」があると犯罪の抑止につながる
👉 おすすめ防犯グッズ
- 遮光カーテン(厚手のもの):外から部屋の様子がわからない
- 突っ張り棒タイプの簡易カーテン:荷ほどきが終わっていなくてもすぐに設置可能
特にカーテンは、引越し初日の必須アイテム。家具や家電よりも優先して準備しておくと安心です。

引越し後すぐに実施したいセキュリティ強化
引越し後は、自分でできる防犯対策を追加していきましょう。特に玄関と窓の補強は効果的です。
玄関の補強
- ドアストッパーやドアバーを取り付ける
→ 外部からの侵入を物理的に防ぐ - モニター付きインターホンがない場合は後付けも可能
👉 おすすめ防犯グッズ
- ドアストッパー(警報機付き)
→ ドアが開くと大音量のアラームが鳴り、不審者を撃退 - スマートドアベル(Wi-Fi接続型)
→ 外出先でも来訪者をスマホで確認できる



女性一人暮らしだからこそ意識したい生活習慣
最後に、防犯は「設備」だけでなく「日々の行動」でも大きく変わります。
戸締まりの徹底

ゴミ出しや宅配の受け取りなど、短時間でも必ず施錠しましょう。
ベランダ側の窓は特に忘れがちなので注意が必要です。
宅配便の受け取り
宅配ボックスがある場合は積極的に活用する。コンビニ受取なども選べる場合があります。
対面受け取り時は チェーンをかけたまま対応 すると安心です。
SNSの利用
自宅周辺が分かる写真を載せないようにしましょう。とくに特徴的なお店、住所が書いてある電柱などが写るのは危険です。
また、SNSの機能である位置情報をオフにして投稿するようにしましょう。
👉 おすすめ防犯グッズ
- 宅配ボックス(折りたたみ式):不在時でも荷物を安全に受け取れる
- のぞき見防止シート(スマホ用):通勤中の情報漏れ対策に便利
普段のちょっとした油断が犯罪につながる可能性もあるため、「常に気をつける意識」を持ちましょう。

他にも持っておくと安心!便利防犯グッズ

近年、女性の外出時に襲われてしまうというケースも増えているようです。
1人での移動する機会があるという方は、ぜひ下記のような防犯グッズを備えておくと、いざという時に役立ってくれるかもしれません。



まとめ
女性の一人暮らしは、自由で楽しい反面、防犯への意識が欠かせません。
- 部屋選びの段階では 立地や建物のセキュリティ を重視
- 契約前に 玄関や窓の防犯性能 を確認
- 引越し当日は カーテンや挨拶で人目を意識
- 入居後は 防犯グッズでセキュリティ強化
- 日常生活では ちょっとした習慣 が安心につながる
これらを意識すれば、安心して新生活を楽しむことができます。
引越しをきっかけに防犯対策を整え、安全で快適な暮らしをスタートさせましょう。
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